フィラリア予防は大事です。
すっかり温かくなりもう春が来たと思った矢先、急に寒い日が続いている今日この頃、皆さま如何お過ごしでしょうか?
皆さんこんにちは!
おひさま動物病院 院長の佐藤です。
本日は春の予防シーズンがやってきた事もあり、フィラリア予防について解説していきたいと思います!!
Q:フィラリアってなに?
蚊の吸血によって感染する寄生虫の事です。
フィラリアを媒介する蚊に刺されると、体内にフィラリアの幼虫が入り込み、成長しながら肺や心臓の血管に入り込みます。
Q:フィラリアに感染するとどうなるの?
初めのうちは無症状ですが、感染数が増加し重症化してしまうとフィラリア成虫が心臓や肺の血管に詰まり、運動不耐や発咳に始まり、重症化すると心不全を起こし死亡する可能性もあります。
Q:フィラリアの予防方法について教えて!
フィラリアは蚊によって感染する為、蚊が現れる時期にフィラリアの予防薬を月一回飲みましょう。
Q:フィラリア予防薬ってどんなものがあるの?おすすめは?
フィラリア予防薬には様々なものがあります。
1番多いのは月一回飲めば良いタイプのお薬です!
特に最近一番人気が高いのは、フィラリアだけでなくノミダニやお腹の寄生虫の予防も1錠でできるオールインタイプの予防薬です!!(クレデリオ)
他にもジャーキータイプのものやフードアレルギーなど気になる方は背中に滴下するタイプの予防薬もあります。
どれにしようか迷う時は是非病院スタッフに相談してみてくださいね。
Q:フィラリア予防薬はいつから始めるの?
気温が15℃になると蚊は吸血をし始めます。
そこから考えると3〜4月頃からフィラリア予防薬を飲み始め、蚊のいなくなる11〜12月くらいまでは予防薬を飲む事をお勧めします!!
また、最近は一年を通して予防薬を飲まれる方もかなり多くいらっしゃいます。
蚊の種類によっては冬の間にも活動する種類もいるため通年で予防する事は一番安心かもしれません。
Q:フィラリアに感染してしまったら治せないの?
当院ではフィラリアに感染している場合、心臓エコーなどでワンちゃんの状態を確認した上で、ボルバキア治療をお勧めしております。
Q:ボルバキア治療について詳しく教えて!
ボルバキアとは、簡単に言うとフィラリアについてる寄生虫のようなものです。
フィラリアにボルバキアが付いているとなかなかしぶとく、何年も犬の体内で生き続けることが出来ます。
ところが、ボルバキアがいなくなるとフィラリアはかなり弱くなり、フィラリア単独では生きていかず、今まで僕の経験した殆どの症例では1年以内にフィラリアを体内から追い出す事が出来ました。
ただし、フィラリア症の治療方法はありますが、1番大切なのは予防をしっかりと行う事です。
フィラリア陽性のワンちゃんを飼っている方、ボルバキア治療に興味のある方は当院までご相談下さい。
また、3/18から5/7まで予防薬のまとめ買いがお得になる予防薬キャンペーンを実施中です!
気になる方は是非とも当院まで!!