歯石除去、抜歯、歯周病に関する良くある質問について
こんにちは!
先日、事務用品のまとめ買いセールで、修正テープを大量購入!
「凄い安いね〜!お得だー!」と喜んでいたのも束の間、届いたのは全て詰め替え用、、、
箱に「本製品のみでのご使用は出来ません。」の文字、、。
、、、何とか使ってやる!!
そんなおひさま動物病院ですが、本日は症例報告ブログの第二弾、、、の前に良くある質問について書いてみました!
歯石除去、抜歯、歯周病などに関して、ここ最近とてもご相談や診察が増えて来ております。
ワンちゃんの歯石除去や抜歯で皆様気にしていることとして多いのは、、、
①歯石除去は全身麻酔をしなくてはいけないの?無麻酔では出来ませんか?
②うちの子、高齢だけど麻酔できます?何歳まで麻酔できます?
③何年に一回歯石除去はするものですか?
④普段の歯のケアは何をすれば良いの?頻度は1日1回で良いですか?
この4つの質問はとーっても多い印象です。
それぞれ答えて行きましょう!!
①ワンちゃんへの無麻酔での歯石除去は、とても危険。
スケーラーに驚いたワンちゃんが動くと歯石以外を傷つける恐れがあります。
また歯周病の原因である歯周ポケットの歯石が取れないことからも行っていません。
獣医師会でも無麻酔での歯石除去は禁止されてます。
個人的には、他院での無麻酔歯石除去で、過度に抑えられ、股関節を脱臼した症例の治療を紹介された事も過去に経験しております。。。
②○○歳だから麻酔は出来ませんという事は基本的に有りません!
当院では高齢の子に限らず、全身状態を確認した上で麻酔の提案をさせていただいております。
特に高齢の子では、術前に血液検査、レントゲン、心臓腹部エコーでの心臓や肺のなど臓器機能評価を必ず行い、高性能な麻酔器で手術中も状態を確認しながら安全な麻酔を心掛けております。
検査の結果、麻酔が可能と診断できれば、13〜16歳などのハイシニアのワンちゃんでも手術を行っております。
③○年に一回やりましょう!は有りません。
その子の歯石の着きやすさやケアの頻度にも依ります。
個人的な感覚としては、歯石の着きやすいワンちゃんで5歳前後で初めての歯石除去を行う事が多いです。
④歯磨きをしましょう!ただし、、、
歯のケアとして大事な事は歯磨きです!ただし、、、
難しい!!!(*_*)
なかなかワンちゃん達が磨かせてくれない!
歯磨きブラシはあるけど嫌がるからやめちゃった!
等など沢山のご意見を頂戴しております。。。
そうです。
歯ブラシでゴシゴシする歯磨きは歯のケアの中では難易度高めなのです。。
もし、すんなり歯磨きをさせてくれるワンちゃんがいたらとてもスペシャルなお利口さんなのでたくさん褒めてあげて下さい!!(^^)
では、歯磨きを嫌がるワンちゃん達には、まずは歯のケアの中で難易度の低いものからチャレンジしてみましょう!
例えば、歯垢をたくさん除去できるガム、口に入れる事で口内細菌を減らす事の出来るジェル、ワンちゃんの好きな味の付いた錠剤などは始めやすいかと思います。
歯磨きグッズについて聞いてみたい!という方は是非とも、おひさま動物病院のスタッフまでお尋ね下さい!!
その次のステップとして、ガーゼを指に巻いて歯を拭いてあげる、このケアが出来ればかなり凄いです!
歯のケアを行う頻度は、理想として毎食後が良いと言われておりますが、まずは嫌がらない程度の頻度から短時間で始めて下さい。
そして少しでも上手に出来たら褒めてあげる事を忘れないで下さい。(^^)
何事もそうですが、嫌がるのを無理矢理押さえて歯磨き、、、はやらないで下さい!!
嫌な思い出を作ってしまうと、もう歯磨きが嫌いな子になってしまう恐れがあります。。。
今回のブログを参考にワンちゃんの歯のケアの参考にしてもらえたらと思います!
次回、実際に当院での症例を報告したいと思います。